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春のやわらかな風に誘われて、
先日お花見に行ってきました。
満開の桜が一面に広がり、
どこを見ても淡いピンク色の世界。
ふと立ち止まって眺めていると、あることに気づきました。
「桜は、周りの状況に関係なく、ただ咲いている」
ということです。
誰かに評価されるためでもなく、
誰かと比べるためでもなく、
ただ、その時期が来たから、自然に咲いている。
その姿を見て、私はふと考えました。
「人間も、本当はこういう存在なのではないか」と。
桜は、どんな場所にも咲きます。
人がたくさん集まる公園でも、
誰も通らない道の脇でも、
雨の日でも、風の強い日でも。
環境が良いから咲くのではなく、
環境が悪いから咲かないのでもない。
ただ、自分のタイミングで、自然に花を咲かせています。
例えば、同じ桜でも、
ある人は写真を撮って「きれいだね」と言い、
ある人は急いで通り過ぎ、
見向きもしないかもしれません。
でも桜は、誰がどう見るかに関係なく、
変わらず美しく咲いています。
ここに、すごく大きなヒントがあるのです。
私たちは普段、ついこう考えてしまいます。
・周りにどう思われているか?
・うまくできているか?
・評価されているか?
そして、状況によって自分の価値を決めてしまう。
でも本当は…..
人の心も桜と同じで、
「ただあるだけで価値がある存在」
なのではないでしょうか。
たとえば、小さな子どもを思い浮かべてみてください。
何かができるから価値があるのではなく、
そこにいるだけで、愛されている。
でも大人になるにつれて、私たちはいつの間にか
「できるかどうか」で自分を判断するようになります。
まるで、咲くか咲かないかを
誰かに許可されているかのように。
では、なぜ「ただある」ことが大切なのでしょうか。
それは、
そこに安心感が生まれるからです。
人は、安心しているときにこそ、
本来の力を発揮できます。
逆に、
「ちゃんとしなきゃ」
「失敗したらどうしよう」
「嫌われたくない」
こういった思いが強いと、
心はどんどん縮こまっていきます。
たとえば、テスト前に緊張しすぎて、
本来の実力が出せなかった経験はありませんか?
それは能力がないのではなく、
「安心できていない状態」だからです。
一方で、リラックスしているときには、
自然といいアイデアが浮かんだり、
スムーズに物事が進んだりします。
つまり、
「ただある」=安心している状態
であり、
その状態こそが、
私たちの力を引き出す土台なのです。
では、「ただある」ことを意識すると、
何が変わるのでしょうか。
一番大きな変化は、
「無理をしなくても、
自然に動けるようになる」
ということです。
たとえば、
「私は人と話すのが苦手だ」
と思っていると、
話しかけること自体がストレスになります。
でも、
「私はそのままでいい」
「私は私で大丈夫」
と思えると、
少しだけ話してみようかな、
という気持ちが自然に生まれてきます。
ここで大切なのは、
無理にポジティブになることではなく、
「今の自分をそのまま認めること」です。
桜も、「もっときれいに咲かなきゃ」
とは思っていません。
ただ咲いている。
それだけで、人の心を動かしています。
人も同じで、
「何かを足さなくてもいい」
「変わらなくてもいい」
そう思えたときに、
逆に自然な変化が起こり始めます。
今回のお花見で、私が感じたのは、
「変わらなくてもいい、ただ在るだけでいい」
という感覚でした。
そしてそれは、
決して“何もしない”という意味ではなく、
「自分を否定しない状態」なのだと思います。
そこから生まれる行動は、
無理や我慢ではなく、
自然でやさしいものになります。
桜のように、
誰かに認められるためではなく、
ただ、自分として在る。
そんな在り方が、
本当の意味での豊かさなのかもしれません。
もし今、
「もっと頑張らなきゃ」
「もっと変わらなきゃ」
と思っている方がいたら、
一度だけ立ち止まって、
桜を思い出してみてください。
何も足さなくても、
何も証明しなくても、
ただ在るだけで、
美しい存在があることを。
そしてあなたも、
本当はすでにそのままで価値がある存在です。
そのことを思い出したとき、
きっと心は少し軽くなり、
自然と次の一歩が見えてくるはずです🌸
ではまた。
しえる
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